大人になってからの矯正は遅い?始めるタイミングとポイント
2024/12/16
歯並びを改善したいと思いながらも、「もう大人だし、矯正を始めるのは遅いのでは?」と考えている方は多いかもしれません。しかし、矯正治療を始めるのに「遅すぎる」ということはありません。むしろ、大人だからこそ得られるメリットもあります。今回は、大人の矯正治療について詳しく解説し、始めるタイミングやポイントをお伝えします。
大人の矯正治療はなぜ増えているのか?
近年、成人矯正を始める人が増加しています。その背景には以下のような理由があります
審美意識の高まり
美しい笑顔は自信につながります。歯並びを整えることで、清潔感や健康的な印象を与えるため、ビジネスやプライベートでの人間関係にも良い影響を与えます。
目立たない矯正器具の登場
透明なマウスピース型矯正器具(例:インビザライン)や、歯の裏側に装着するリンガル矯正など、目立たない治療法が増えたことで、大人でも気軽に矯正を始めやすくなっています。
健康への関心の高まり
歯並びが悪いと噛み合わせの不調や歯周病のリスクが高まります。健康を重視する大人にとって、矯正治療は見た目だけでなく、口腔内の健康を改善する重要な選択肢となっています。
大人になってから始める矯正治療のポイント
治療目的を明確にする
大人の矯正治療は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせや歯周病の予防など、健康面での目的も含まれることが多いです。自分が何を改善したいのかを明確にすることで、最適な治療法を選ぶことができます。
専門家の相談を受ける
歯科医院での初回カウンセリングでは、現在の歯並びや噛み合わせの状態を確認し、適切な治療プランを提案してもらえます。複数の医院でセカンドオピニオンを聞くこともおすすめです。
時間と費用を計画する
大人の矯正治療は、治療期間が2~3年程度かかる場合が多いです。
矯正治療中に気を付けたい!食事やケアのコツ10選
矯正治療中は、歯並びを整える過程で口腔内に矯正装置が装着されるため、普段よりも歯や歯茎のケアに注意が必要です。また、食事にも気をつけないと、装置が破損したり、口腔内のトラブルを引き起こしたりする可能性があります。今回は、矯正治療中に役立つ食事やケアのコツを10個ご紹介します。
硬い食べ物は避ける
矯正器具は強い力に弱く、硬い食べ物(ナッツ、せんべい、生のニンジンなど)を噛むと装置が破損する可能性があります。代わりに柔らかい食材を選ぶようにしましょう。
粘着性の高い食べ物に注意
キャラメルやグミ、もちなど、粘着性のある食品は矯正装置に絡まりやすく、取り除くのに手間がかかります。こうした食品は控えるか、特別な場合だけ少量を楽しむのがおすすめです。
小さく切って食べる
硬いリンゴやフランスパンなどの食べ物も、細かく切って食べれば装置にかかる負担を軽減できます。一口サイズにしてから食べる習慣をつけましょう。
甘い飲み物を控える
甘い飲み物は虫歯の原因になるだけでなく、矯正装置の周辺に糖分が溜まりやすいです。水や無糖の飲み物を選ぶよう心がけましょう。
歯磨きを徹底する
矯正中は、装置の周りに食べ物が詰まりやすくなります。朝晩だけでなく、毎食後に歯磨きを行い、歯垢が残らないようにしましょう。歯間ブラシやデンタルフロスも活用すると効果的です。
フッ素入り歯磨き粉を使う
フッ素は虫歯予防に効果的です。矯正中は虫歯のリスクが高まるため、フッ素入りの歯磨き粉を選ぶことで歯を守ることができます。
洗口液で清潔を保つ
歯磨きが難しい場面や外出先では、洗口液を使うと簡単に口腔内を清潔に保てます。抗菌作用のあるものを選ぶとより効果的です。
矯正器具のチェックを忘れない
毎日、装置が正常に装着されているかを確認しましょう。装置が緩んだり外れたりしている場合は、早めに歯科医院へ相談してください。
事後のうがいを習慣に
歯磨きができないときは、うがいをして口の中に残った食べ物を洗い流しましょう。これだけでも清潔を保つ助けになります。
歯科医師の指示を守る
矯正治療中は定期的な通院が必要です。歯科医師の指示に従い、装置の調整や口腔ケアについて相談することで、トラブルを未然に防げます。
矯正治療を快適に進めるために
矯正治療中は普段以上に口腔内のケアが重要です。食事や歯磨きに気をつけることで、治療をスムーズに進めることができ、トラブルのリスクも減らせます。日常生活の中で少しの工夫を取り入れて、快適な矯正ライフを楽しみましょう!