被せ物の費用はいくら?保険診療・自由診療の料金目安一覧
2026/7/13
虫歯治療などで「被せ物(クラウン)」が必要になった際、費用がいくらかかるのか不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
被せ物の費用は、保険が適用されるか、自由診療(全額自己負担)になるかによって大きく異なります。この記事では、一般的な被せ物の種類と費用の目安について解説します。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。実際の診断・治療方針・保険適用の可否は歯科医師の判断によりますので、詳細は受診される歯科医院へご相談ください。
保険診療と自由診療の違い
被せ物の治療には、大きく分けて「保険診療」と「自由診療」の2種類があります。
- 保険診療:噛む機能の回復を主な目的とし、国が定めた素材や手順で行われます。自己負担割合(一般的には3割)で治療を受けられます。
- 自由診療:見た目の自然さや耐久性など、より幅広い素材から選択できますが、保険適用外となるため全額自己負担となります。
保険診療の被せ物(費用の目安)
保険診療で使用される一般的な被せ物の種類と、3割負担の場合の費用目安は以下の通りです。※診療報酬の改定や、一緒に行う処置内容によって実際の費用は変動します。
- 銀歯(金銀パラジウム合金など):約3,000円〜5,000円程度
金属を使用するため強度がありますが、見た目が目立ちやすい傾向があります。 - CAD/CAM冠(ハイブリッドレジン):約6,000円〜9,000円程度
プラスチックとセラミックを混ぜた白い素材です。保険診療では前歯や小臼歯(小奥歯)のほか、噛み合わせなどの一定条件を満たす大臼歯(大きな奥歯)に適用されます。 - 硬質レジン前装冠:約5,000円〜8,000円程度
中身は金属で、外側から見える部分に白いプラスチックを貼り付けたものです。保険診療では前歯(中切歯・側切歯・犬歯)にのみ適用されます。
自由診療の被せ物(種類と特徴・費用・リスク一覧)
より自然な見た目や耐久性の向上、金属アレルギーのリスク低減などを希望される場合、自由診療(保険適用外・全額自己負担)の素材が選択肢となります。
オールセラミッククラウン(e-max)
- 通常必要とされる治療内容:歯を削って型取りを行い、すべてセラミック(陶器)でできた被せ物を歯科用セメント等で装着する治療です。
- 費用の目安:1本あたり120,000円〜150,000円程度(税込、歯科医院や症例により異なります)
- 標準的な治療期間・回数:期間:約2週間〜1ヶ月/回数:2〜3回
- 主なリスク・副作用:天然歯に近い透明感がありますが、強い衝撃によって割れる・欠ける可能性があります。また、他の素材に比べて歯を削る量が比較的多くなる場合があります。
ジルコニアクラウン
- 通常必要とされる治療内容:歯を削って型取りを行い、高強度のジルコニア(人工ダイヤモンドと同成分)を用いた被せ物を歯科用セメント等で装着する治療です。
- 費用の目安:1本あたり120,000円〜150,000円程度(税込、歯科医院や症例により異なります)
- 標準的な治療期間・回数:期間:約2週間〜1ヶ月/回数:2〜3回
- 主なリスク・副作用:優れた強度と白さを兼ね備えていますが、非常に硬いため、噛み合わせる相手の天然歯を摩耗させるリスクが稀にあります。
ゴールドクラウン(金歯)
- 通常必要とされる治療内容:歯を削って型取りを行い、金合金製の被せ物を歯科用セメント等で装着する治療です。
- 費用の目安:110,000円(税込) ※症例により別途処置料がかかる場合があります。
- 標準的な治療期間・回数:期間:約2週間〜1ヶ月/回数:2〜3回
- 主なリスク・副作用:しなやかで歯との適合性に優れていますが、金合金(金属)を使用するため金属アレルギーをお持ちの方には適さない場合があります。また、金色のためお口の中で目立ちやすい傾向があります。
※各素材共通して、治療後に適切なセルフケアや定期メインテナンスを怠ると、周囲の歯茎に炎症(歯周病など)が起こるリスクがあります。また、表記の費用は目安であり、実際の院内の価格設定に合わせて調整してください。
まとめ
被せ物を選ぶ際は、費用の違いだけでなく、見た目や耐久性、金属アレルギーの有無など、様々な要素を考慮することが大切とされています。ご自身の希望や予算について、担当の歯科医師とよく相談のうえ、納得できる治療法を選択してください。
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